イベント情報「食の安全を守る人々」

ゲノム編集シシリアンルージュハイギャバによりシシリアンルージュの作付けを中止します

皆さんは、「ゲノム編集」という技術をご存知でしょうか?
わかりやすく言うと「遺伝子組換え」は、外から新たな遺伝子を入れてこれまで持っていなかった性質を加えることですが、「ゲノム編集」は、もともと持っている遺伝子を狙って切断して変える技術です。
ゲノム編集技術は遺伝子の機能を調べる上では有用な技術でノーベル化学賞も受賞しています。
しかし、その技術を使って遺伝子操作された生物を環境中に出せば、生態系に取り返しのつかない影響を与える可能性が指摘されています。
政府は安全であるとしていますが、実際には狙っていない遺伝子が破壊されてしまうオフターゲットの問題や、狙い通りの遺伝子が破壊できた場合でも想定外の変異が起きたり、想定外のタンパクが生成されたりする問題も報告されています。
じつは、ゲノム編集農作物の栽培により、花粉の飛散により交雑して、従来の作物に影響を与えることもまた懸念されているのです。
当社は、北海道当麻町でゲノム編集されていない従来のシシリアンルージュを年間4トン有機栽培してきましたが、交雑がすでに起きた、または今後起きることを否定できないとして、 今年からその栽培を全面中止すると決定しました。
遺伝子操作品種と交雑したら有機トマトとは言えない。
苦渋の決断。良い品種だったのに残念です。

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